August 23, 2006
甲子園
夏の甲子園が終わった。今年は「88回大会」だったそうだ。ゾロ目だ。僕の夏は「66回大会」のゾロ目だった。22年か。ん?22年?。。。そんなになるか。
ちなみに、うちの兄貴の夏は「55回大会」。江川と同世代になる。
次のゾロ目大会は「99回」か。百引く一の白寿だ。なんかすごいな。念のために言っておくと、僕も兄貴も最高は県大会ベスト8。甲子園は遠かった。
高校野球はトーナメントだから、組合せの関係で2回戦から始まるチームもあるけれども、原理的に半分の学校は地方大会の一回戦で負けている。一回戦で負けた中には、参加することに意義があるチームもあるだろうが、大半は「まさか一回戦で負けるつもりなどさらさらない、あわよくば甲子園へ」と思っていた高校球児たちだろう。僕もその口だ。
今はプログラムを書く仕事をしているが、野球のおかげで2進数には親しみがある。2、4、8、16、、、
2から順に決勝、準決勝、準々決勝、ベスト16、、、
半分ずつ減っていくから、野球の大会は2進数なんだな。草野球の大会には「参加チーム数は256」と限定しているのもある。256は2の8乗。つまり「8回勝てば優勝」ってことだ。
一回戦で負けた後、僕はとにかく空虚だった。高三の夏休みなんて、何をして過ごしていたんだろう。ほとんど記憶が無い。今振り返ると、最後の夏が終わった後、結局1年半ほどはボーっとしていた気がする。
今、巷には、人生の大目標を失って、表面的に、はしゃいではいても、実はボーっとしている元高校球児がうようよいるはずだ。夏はそれでいいんだと思う。
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