July 29, 2008

心の川

誰でも、「川」と聞いてすぐに思い浮かぶ川を持っていると思う。僕のそれは、金沢を流れる浅野川だ。たまに金沢に遊びに行き、浅野川の流れを眺めていると、この川の近くで過ごした10代の頃の甘酸っぱい思い出が今でもこみ上げてくる。

思い出の中の浅野川は、とても静かな川だ。その川が氾濫したなんて、にわかには信じ難い。映像を見ると、ちょうど僕の通っていた中学校の校区(実は、金沢では「校下」っていうのだけれども)じゃないか。濁流に洗われていた(?)のは、梅の橋、たしか小学生の頃に架けられた歩行専用の木造の橋だ。地味だけど、この橋の上から上流の景色を眺めるのが好きだった。ちなみに、下流に向かってすぐには浅野川大橋という立派な鉄の橋が架かっている(から眺めはそれほど楽しくない)。

梅の橋付近の右岸は観光地として有名な東山の茶屋街、そして、左岸が橋場町だ。橋場には、川沿いに同級生の家が何軒かあったはずだ。大丈夫だったろうか。

と、金沢の心配をしていると、こちらの天候も怪しくなってきた。お昼過ぎから、5〜6時間もの間だったろうか、ずっと稲妻が走り、雷が鳴り止まなかった。幸い、僕の生活圏での雨量は大したことはなかったが、もしかしたら局所的に集中して降ったところがあったかもしれない。

Posted by azure at 00:28:44 | from category: 微笑返し | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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