July 29, 2008

心の川

誰でも、「川」と聞いてすぐに思い浮かぶ川を持っていると思う。僕のそれは、金沢を流れる浅野川だ。たまに金沢に遊びに行き、浅野川の流れを眺めていると、この川の近くで過ごした10代の頃の甘酸っぱい思い出が今でもこみ上げてくる。

思い出の中の浅野川は、とても静かな川だ。その川が氾濫したなんて、にわかには信じ難い。映像を見ると、ちょうど僕の通っていた中学校の校区(実は、金沢では「校下」っていうのだけれども)じゃないか。濁流に洗われていた(?)のは、梅の橋、たしか小学生の頃に架けられた歩行専用の木造の橋だ。地味だけど、この橋の上から上流の景色を眺めるのが好きだった。ちなみに、下流に向かってすぐには浅野川大橋という立派な鉄の橋が架かっている(から眺めはそれほど楽しくない)。

梅の橋付近の右岸は観光地として有名な東山の茶屋街、そして、左岸が橋場町だ。橋場には、川沿いに同級生の家が何軒かあったはずだ。大丈夫だったろうか。

と、金沢の心配をしていると、こちらの天候も怪しくなってきた。お昼過ぎから、5〜6時間もの間だったろうか、ずっと稲妻が走り、雷が鳴り止まなかった。幸い、僕の生活圏での雨量は大したことはなかったが、もしかしたら局所的に集中して降ったところがあったかもしれない。

July 21, 2008

篠山日帰りドライブ

日帰りで篠山までドライブしてきた。国道173号線を延々北上し、372号線に入って東から篠山城跡を目指すルート。川西の一庫(ひとくら)ダムを過ぎてからは幸い渋滞もなく、四條畷の自宅から2時間で到着。電車を乗り継ぐと最寄の忍ヶ丘から篠山口までは2時間弱だから、お城までのドアツードアではクルマの方が速い計算だ。

本当は電車で行くつもりだったのだが、朝からのあまりの暑さに降参し、クルマに変更。篠山は多少マシかと思ったが、陽射しのキツさも散策しながらかいた汗の量も、ヒートアイランド大阪並み。さすが盆地だ。ほんとに、暑かった。

城内の駐車場に車を止めて、まずは腹ごしらえ。計画なしで来たので、城下を散策しながらたまたま目に止まった「近又」さんに入る。私は「そば三昧(\1,600)」、連れ合いは「牛とろ定食(\2,000)」。いつものことだが、それぞれ違うものを頼んで、かえっこしながらいろいろ食べるのだ。

まず、そば。あらビックリ(失礼)。おいしいわ。それほど期待値は高くなかったので、喜び倍増。そば3皿に、にぎりが三つ付いているのだが、もう少し、そば食いたい。\2,000で+2皿だともっと嬉しかったと思う。牛とろは、篠山牛(たぶん)に「山の芋」のすりおろしがかかっている丼。「山の芋」は篠山特産のゴツゴツした大きな握り拳みたいな山芋だ。これがまた旨い。最近良くたべている長いもよりも粘り気があり、でも、不思議とサラサラしていて、飯と一緒にズルズルといくらでも食べてしまえそうだ。

というわけで、今回の篠山での昼飯は大成功。山の芋を買って帰路についた。ちょっとした遠出だけど、篠山は、飯は旨いし、横長ののんびりした風景は田舎者の僕を癒してくれる。下道で無理なく行ける距離だから、また行こうっと。