June 27, 2007
キキョウ復活!
おととしの春にキキョウを植えた。一年目はきれいにたくさん咲いてくれたのだが、二年目は、同じ鉢から、あの強烈な「フサフジウツギ」が突如として生えてきて、かわいいかわいいキキョウが駆逐されてしまった。咲いたのはなんと一輪。キキョウは多年草だけれども、もうダメかと思っていた。ところが、今年、その強敵(?)フサフジウツギの間隙を縫うように、春先からキキョウと思しき茎が、何本も、ニョキニョキと伸びてきて、見事に復活の花を咲かせてくれた。
キキョウの、まずかわいいところは、やはり、このプクプクに膨らむつぼみだな。疑いなく、balloon-flowerという名前の由来だ。その風船が弾けると、こんなに上品で綺麗で立派な花が開く。
去年、一輪だけだったのがウソのように、今も十数個のつぼみが、空に向かって弾けるのを待っている。
ちっぽけではあるが、野良仕事がやめられないのは、ちっぽけながらも、日々、草花が生命力を分け与えてくれるからだろう。だって、本当に嬉しくて元気が出るもの。
00:55:27 |
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June 21, 2007
ふるさと納税よりも
少し前の話になる。週末、梅田の阪急百貨店に生活雑貨を見にいくと、作務衣を来たおじさんが、一段高いところに座って何やら作業をしている。何気なく近付くと、輪島塗の塗師のおじさんだった(このおじさん)。近くにいくつか作品が置かれている。こういうのは出会いであり、直感である。不思議と惹かれる碗があり、おじさんに話しかけた。「これ、おじさんが作ったん?」「ほや」。普通の石川のおっちゃんだ。なにやら嬉しくなった。
「その後(地震の後)、輪島はどお?少しは戻ったけ」「なーん、全然まだまだや」等々、大阪のど真ん中で、石川言葉の会話が弾む。決してお安くはなかったが、その碗を買った。義援金として送ろうと思ってとってあったお金で。
選挙前の人気取りで、短期間にいろんな政策が飛び交っている。「ふるさと納税」もその一つだ。税金の使い道は、為政者に再分配を任せるのが第一義だと思う一方で、少しくらい自分の意思を籠められるのも悪くはないとも思う。しかし、今の、煮込みがハッキリ足りない「ふるさと納税」という政策は、いかにも一人区を意識した選挙対策であるし、昔、竹下登が打ち出した「ふるさと創生1億円」とか、公明党がごり押しして導入した(ちなみに、これを -こんなのを- 土産に与党入りした)「地域振興券」を思い起こさせて、積極的に賛成する気には全然なれない。
木は漆でコーティング(?)すると呼吸ができるけれども、ペンキを塗ると死んでしまうと聞いたことがある。
ふるさとを応援したい気持ちを形にするのは、納税だけではないだろう。なまじ政治に依存してしまうと、田舎の活力にペンキを塗って一時しのぎをするようなことになってしまわないか。田舎の活力に漆を塗るようなことを、もっともっと考えないといけないのではないか。
おじさんが言っていた。「わしゃあ、輪島塗をぉ、もっと普通に使(つこ)てほしいがや」。そうだね。ふるさとに思いを馳せながら、大事に使わせてもらいます。
00:16:56 |
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June 19, 2007
ベランダ畑の二世たち
お久しぶりでございます<(_ _)>ここ一ヶ月ほどの間、精神的、肉体的にヘトヘトで、ブログどころではなかった。この間のことは、また書く機会もあるだろう。とりあえず、復活。
ベランダには、今、10個の中型プランターと10個の中小型の植木鉢が置いてある。
これは、そのうちの一つ。何が生えているかわかるだろうか。正解は、ミニトマト、紫蘇、そしてバジルだ。こいつらには共通点がある。「二世、または三世」であることだ。
うちのベランダ畑には、このように、特に何もしなくても、季節になると二世、三世たちが生えてくるプランターや植木鉢がいくつかある。そして、その都度、勝手に生えてくる現実に感動してしまう。
種が落ちたのは、おそらく去年の夏の終わりから冬の始まりにかけてだったろう。そして、4月頃から、紫蘇、トマト、バジルの順に芽吹き始めた。この間、種は土の中でじっとしていて、僕は適当に水を遣るくらい。種の中に仕込まれた生命の不思議さよ。時が来たらば、自ら殻を割って顔を出す。
新しく種や苗を植えるのももちろん楽しいけれども、二世、三世のかわいらしさは格別だ。我が家の貧相なベランダ畑で生命を継いでくれているのだから。
23:41:36 |
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