March 05, 2008

緩やかに復活

年度末の慌しさにかまけているうちに3月だ。時の流れを速く感じるのは、日々、それなりに濃密に過ごしているからこそだとしておこう。

今頃気付いたのか、ということなのだが、カレンダーを眺めていて、ふと「あれ?なんかおかしい」と違和感を覚えた。5月6日が<振替休日>となっている。前日がこどもの日だから一見珍しくもなさそうだが、今年のこどもの日は月曜日、つまり、火曜日が振替休日なのだ。へえぇ、知らんかった。目先のことに振り回されて、数ヶ月先の予定なぞわからんという思考回路になってしまっていたようだ。どうも、今年から、振替休日の振替休日が有効になったらしい。

今日はこの辺で。またちょこちょこ書きたいと思います。

January 30, 2008

新知事誕生

大阪府の職員約9万人にかかる年間の人件費は9300億円だそうだ。平均1030万円くらいか。府民の一人としては、正直なところ「おたくら、ちともらい過ぎやろ」とは感じる。
でも、いきなり「人件費を削減する」と言うと、職員から抵抗ありまくりだろうから、民間と府との間で人材をレンタルし合えばどうか。出先の給与体系で働くことにして、府幹部を府内の民間中小零細企業にハケンする。
そして、任期の前半2年ほどをかけて、府の職員自らに勝負させればいい。府民に「お、さすがお役人。仕事ができる」と思わせられるかどうか。一方、役所に入った民間人が「役所の仕事は大変だから、これくらいの報酬は妥当だ」と思えば、人件費に対する不満は和らぐだろう。
理想は、やれ民間だ、役人だと敵対するのではなく、お互いの立ち位置を尊敬し合える街になることなのだが、今はちょっと距離がある。

さて橋下さんはどうするか。

December 31, 2007

新聞にありがとう

やはり年が明ける前に書いておきたいと思う。
2007年11月15日、恵那山に一機の小型飛行機が墜落した。当日、ウェブで速報の見出しを見て、「こういう事故は連鎖するよなあ」とだけ思い、その事故のことは特に気にも留めなかった。
翌朝、朝刊を何気なく眺めていて、ふと目が留まった。知っている名前だ。いや、知っているどころではない。学生時代からの弟分だ。不思議となついてくれて、ずっと付き合ってきた奴の名前だ。その名前の持ち主は、航空写真のカメラマンとして、墜落した飛行機に搭乗していた。社名、職種、姓名、年齢、全て一致する。何度も何度も読み返した。本人に間違いなかった。あいつの会社に電話をした。「棚田は死んだんですか」「残念ですが」

翌々日、通夜。アザだらけの顔。鼻血の跡。でも、半眼半口で、あいつらしい穏やかな表情をしていたのがせめてもの救いだった。仕事で九州に出向いている時に「佐古さん、今、どこからかわかりますか〜?福岡ドームっす。へへっ」と、ホークスファンである僕に、悪戯っぽく自慢気に電話をしてきた声が甦る。とにかく、ただひたすらに悔しかった。本当に悔しかった。

もし新聞を読んでいなければ、何も知らずに、今年もまたあいつに年賀状を出していたことだろうと思う。教えてくれてありがとう。そして、2007年にさようなら。

July 24, 2007

恥ずかしいのはあなた

毎日新聞の夕刊で、「関西経済界の女性論客の一人」というおばさんが意見を述べている。云く、今回の参院選は「憲法や安全保障、教育など大きな問題」の判断になっていないと、そして「感情選挙」になっていると。さらには、同じ口で「日本の政治は小泉政治で変わった」、「政治が何を課題にして、どう議論しているのかがよく見える」、「安倍さんは教育基本法改正、防衛省、公務員制度改革など歴代内閣ができなかったことをこれだけの短期間でやってのけた」のだとか。

はぁ。。。そうなんですか。

「郵政民営化」一本で、問題を単純化したムード選挙をやったのがコイズミさん。短期間で次から次へと改めることができたのは、その感情的な郵政民営化選挙で獲得した圧倒的多数を使ったからでしょ。そして、そのやり方に対しては、「批判も出るでしょう」って、そんだけ?それこそが問題の焦点なんだよ。「ちゃんと説明してよ」「してるじゃないか」で5、6年経ってしまったんだよ。「大きな問題」を選挙の争点にしたければそうすればいいやないの。それを「実績」にしようと焦って、選挙前に多数決でホイホイ決めてしまうから、争点にならないんだよ。泡沫の社民党の方が、よっぽど「大きな問題」を前面に出して、鉄の壁に爪を立てるように闘ってるやん。ハタから見ていて痛々しいほどに。

ほいでもって、最後に「この情緒的な空気は(中略)恥ずかしい」ときた。「美しい日本」なんて言って、思い切り「情緒」に訴えたのはどこの誰だったか。あら恥ずかしい。

もしかすると、このおばさん、民主主義など面倒くさいと思っている、ものすごい短気な人なのかもしれんな。まぁ、それは余計なお世話だとして、空気に恥ずかしい思いをする前に、ご自分の、その支離滅裂な説得力のなさをまず恥じたらどうだろう。

July 03, 2007

無理なお願い

久間氏の防衛相辞任。このシナリオで得をしたのは「公明党」だろう。この政党の支持者は自省することができない。失点を数えずに、得点だけを数えて、「勝った勝った」とばかり言っているどうしようもない連中だ。珍しく(?)得点の少ないこれからの選挙戦で、野党に対する悪口(おまえら、どこが「人間主義」だ)に加えて、「久間氏を辞任させたのは、他でもない公明党だ」と言いふらすのは目に見えている。

この政党の支持者を眺めていると、宗教も政治も同じ回路だなと思う。いいことがあれば「信仰のおかげ」「自分たちの実績」、悪いことがあれば「信心が足りない」「自民党の悪いところ」。そういうアンタはなんぼのもんじゃと問えば、「自分たちは修行の身」。嗚呼、無反省。厚顔無恥。無責任。もう10年から与党なんだろ?

20年ほどでいいから、公明党のないニッポンで暮らしてみたい。