September 10, 2007

四万温泉

今頃書くのは、2学期に入ってから夏休みの宿題をやっている心境なのだが、この夏、盆休みを利用して、群馬の四万温泉、富山の小川温泉を巡った。この二つの温泉を選んだキーワードは「胃腸病」。ちょっと消化器系を悪くしたので。特に、四万温泉は「四万の病を治す」ことから名付けられたとか。ちなみに、「しま温泉」と読む。

移動手段はクルマ。いや、遠かった。朝の六時に出発し、名神〜中央〜長野〜上信越〜関越と高速道路を乗り継いで、お昼の二時に到着。八時間で600km超を走るドライブだった。頑張って走ったのは、四万温泉街にある「くれない」という川魚料理屋さんで、どうしても鰻を食べたかったからだったのだが、残念、営業時間は二時までで間に合わず。でも、翌日の昼に再訪し、念願の鰻と岩魚を食べた。川魚料理、好きなんです。そして期待通りの旨さ。もし、自宅から一時間のところにあったなら、毎月一度は通うのに。

宿泊は積善館佳松亭(せきぜんかんかしょうてい)。ホームページはやや派手だが、実際は少し枯れた感じのいい雰囲気。お湯良く、料理も旨く、古さと新しさが同居している、なかなかいいお宿だった。米がもう少し旨ければ言うことなしだったのだがなぁ。
積善館
小さな温泉街は、さびれる一歩手前のひなびた感じ。もう少し活気が欲しいところだが、これはこれで「それらしさ」なのだろう。特筆すべきは飲泉所。小さな温泉街に五箇所ほど飲泉所がある。飲泉好きの僕にはたまらない環境だ。よろこんで飲みまくっていると、ある飲泉所に「三杯まで」と書かれていた。飲み過ぎか。でも、腹を壊すこともなく、食欲は旺盛だったから良く効いたということにしておく。
飲泉所
四万温泉は新潟との県境に近い山間の温泉で、すぐ近くにある四万川ダムの周囲では、アジサイが咲いていた。違う季節にまた行ってみたい。
8月のアジサイ