August 30, 2006

支持率

7月の新車販売シェアで、トヨタが46%だったそうだ。この月に限らず、大体トヨタは4割を超えている。

現場が辺鄙なところという理由で、ここ3年ほどクルマ通勤をしている。メーカーを意識して大阪市内方面に向かう対向車をちらちら眺めていると、トヨタ、ホンダ、ニッサン、マツダ、軽、外車が割と満遍なく走っている。少なくとも「トヨタ車が4割を占めている」なんてことはないな。

どうでもいい話かもしれないが、「マツダ」は「マ」にアクセントがある言い方が普通(by 広島県人強調)。
アクセントと言えば、最近違和感を覚えたのが、東京発のニュースで「ヒ」にアクセントを置かれた「姫路」。「ヒメジ」と平板に読まんか?地名は読み自体が難しいものもあるが、アクセントもまた難しい。

ちと脱線した。

どこかにメーカー別の実走距離シェアてな統計はないかなあ。46%のトヨタとは言え、クルマ好きに選ばれるブランドを目指して始めたレクサス屋は苦戦していると聞く。もしも、ほとんど運転しないけれども、とりあえずクルマは持っておきたいような人たちに最も好まれて選ばれるのがトヨタ車なのだとしたら、トヨタでクルマを作っている人間は、たくさん売れたからといって嬉しいかなあ。

終わりかけのコイズミ内閣の支持率はまだ50%近くあるらしい。ま、トヨタの46%を考えると、なんとなく合点がいく数値ではある。コイズミさんはこの「高支持率」が嬉しいのかなあ。

きっと嬉しいんだろうな、あの人は。

August 29, 2006

四條畷市長選

四條畷に住んでちょうど2年になる。昨日は四條畷市長選の投票日だった。投票率は42%余りで、結果は次のとおり。
7870 田中夏木(現職・自公)
7281 長畑浩則(新人・民主系)
3414 重田初江(新人・共産)
四條畷市の人口は、今年の7月現在で57,407人。大阪府で一番人口の少ない市だ。それにしても、8000票足らずで市長になれるんだね。
四條畷市は、ずっと市長をやっていたおっさんが財政をスッカラカンのズタボロにしてしまったらしく、先頃破綻した夕張市の話題が他人事ではないとは、移り住んでから聞いた話。そんな破産寸前の状態で、政治が描き出す未来図は二つに一つ。

1.切り詰めて健全財政に戻るまで我慢する
2.税収を増やして赤字を埋める

「1.」は解りやすい。言うまでもなく、共産党候補の主張はもっぱらこの路線だ。「市長の退職金を0にします!」といった類。それはそれで結構なんだけど、暗いんだな、実に。暗い主張には人は集まらん。
共産党は全国的にジリ貧だけれども、すぐにできて、党勢を上向かせる方法はあるぞ。それはズバリ「首長選に独自候補を出さないこと」。騙されたと思って2〜3年やってみてくれんかな。

次に、「2.」は、「増税します」とは言いにくいから、「イオンを誘致します」みたいなお祭り公約になる。これは現職のお題目だったみたい。
「この不自由な道路事情の上にイオンなんか持ってきてどうすんの?」とか、「まさか、税金でイオンの赤字を補填するような約束なんかせーへんよな?」等々、イオン誘致の後に控える現実的な疑問には触れない。
イオンはええから、シャッター街化しつつある忍ヶ丘商店街をなんとかしようや。

ちなみに、民主系の候補者は「45歳の若さ」しかメッセージは伝わってこなかったな。政治は結局バランスなんだから、1.と2.を上手に絡めて主張すれば「お、案外ちゃんと考えとる(のかも)」と思ってもらえたのに。「若さ」だけじゃあね。俺が出たらも少し若いっての。

ただ、次点の民主系も最下位の共産も、意外に健闘していたのは予想外。裏を返せば、現職弱かったんだねー。
大阪一小規模で、危機的な状況の市に再選したカリスマ性のない市長。ああ、いかにもダメそう。