March 22, 2007

ミッキー!

東京ディズニーランドへは行ったことがなかった。TDLの開園は1983年4月15日だそうだから、高校2年の春だ。一度は行っているはずの世代だろうに、24年間、行く機会を持たなかったのは、怠惰故か、それとも混雑嫌いのなせる業か。

連れ合いに「一度は必ず連れて行く」と言われながらも、「他にもいろいろ行きたいところあるし〜」と言を左右にして逃げていたのだが、あちらの執念が実ったか、ペアチケットが懸賞で手に入ってしまった。

そんなこんなで、初めて東京ディズニーランドに行ってきた。

土曜日のディズニーランド。いやー、予想以上の混雑。人いきれ。まともに歩くのも困難。右も左も長蛇の列。元来、遊園地は(とっても)好きな方だから、あれこれ入ってみたい気持ちはあるんだけれども、2時間も並べる自信はないぞ。そんな泣き言を、連れ合いは最初からお見通しで、「ツアーガイド」を申し込み、お昼過ぎから、ガイドさんに案内してもらうことになった。

園内をくまなく一周して、最後に来ました。えーと、なんだっけ。名前は忘れたけれども、「ミッキーの家」。いたよ。ミッキー。時間にしてほんの1、2分だったと思うけど、ミッキーって、凄いね。年甲斐も無く、ほんわか〜っと優しい気持ちになっちゃって、自然にポケーっと笑顔になってしまったよ。まいったなー。

ミッキー!

今まで、東京ディズニーランドの超人気に嫉妬して、「男は黙ってパルケエスパーニャ!」と意地を張ってきたのだけれども、ダメダメ。全然勝負になってない。実際に行ってみて、なんで超人気なのか少しわかった。要は「気合」だな、「気合」。ディズニーランドはとことん、徹底的に「ディズニーランド」であり、「ミッキーの世界」なんやね。「ウソ」とか「作りモン」なんて疾うに超越している「リアルな物語」。うーむ、なんてステキなアンビバレンツだろう。

それに引き換え、パルケの中途半端なこと。なーにが「スペイン村」やねんな。あれでは、せいぜい「スペイン風ニッポン」。働いている日本人は付け鼻をする。適当でもいいからスペイン語を公用語にする。そして「ニッポン語も少しワカリマース」と言う。それくらい、「本気でここをスペインにするんや」と気合を入れることだな。

うーむ、またミッキーに会いたくなりそうな自分がちとコワい。