February 08, 2007

しこでも踏むか

たまたま周防正行監督の「しこふんじゃった」を観た。1992年ということだから、15年前の作品になる。15年前は少し殺伐とした生活を送っていたから、その当時に観たらもしかしたら反発していたかもしれない。今観た感想は「あー、面白(おもろ)かった」。本や映画は、その時々で自分に与える影響が全く異なるから、「前に一度観たから、読んだから」といって、放置しておいてよいというものではないとあらためて思う。一方で、作品との「一期一会」は確かにあるから、気になったものには、とりあえず片端から触れておくに越したことはない。

さて、「しこふんじゃった」。今さら15年前の作品紹介もないのだが、「教立大学」相撲部が舞台の青春映画だ。対戦相手校に「應慶大学」やら「本日医科大学」とかが登場し、「なんだ『立教大学』か」と途中で気付く。ベタな命名は、登場人物に阪急宝塚線の駅名を使った漫画を思い起こす。

今、弱小ソフトボールチームを率いている(注)こともあり、監督役の柄本明に感情移入しながら観ていたのだが、一緒に観ていた連れ合いに言わせれば、周防映画に出てくる竹中直人のキャラクターが僕と被るのだそうだ。なんだかなー。まあ、普段の私はそういう人間だということです。

ともあれ、今年は「やったー、勝った勝った」と喜び合いたいものだなあと、あらためて感じた次第。

(注)監督は言わずと知れた有名博士。でも、私はヘッドコーチ兼主将として、技術指導やら士気の鼓舞やら、なんだかんだやっているから「率いている」と言っていいのだ ^^!