September 03, 2006
やきものを愛でる
そごう心斎橋本店に行った。目的は「桃山の名碗と加藤唐九郎 樂吉左衛門展」。加藤唐九郎という名前は知っていたけれども、作品を生で見たことはなく、なんとなく見てみたくなった。ちなみに、あらためて言うのも恥ずかしいくらい、私はやきものについてはド素人。自分で作るでもなく、一般教養もない。茶道などやってるわけがない。時々温泉地への道中、たまたま在った窯元に立ち寄ったりして眺めるのが好きという、ただそれだけの「やきもの好き」だ。
さて、その展示会。驚いた。ある程度の期待はしていたものの、そこにあったやきものたちは想像を遥かに超えていた。言葉が出ない。凄い。
いつの時代のものかわからない唐物茶碗、高麗茶碗、桃山の茶碗、そして加藤の茶碗。本当に凄かった。やきものを見て涙が出てきたのは初めてだ。出るのが惜しくて、3回、4回と、もう何度も何度も往復して見続けた。
やきものの良さを言葉で表現するのはとても難しい。それは「存在感」としか言いようがない。不思議な圧力。それぞれに個性的な気品。これは写真では伝わらない。絶対に生で見るべきだ。
入場料500円。期間は9/11(月)まで。やきものが好きな人は足を運んで損はないと断言してしまおう。
01:54:48 |
azure |
comments(0) |
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks